あなたの会社は大丈夫?保険会社に就職したけど新人研修が地獄だった…!

今年新卒で入社した新入社員は、いったいどんな研修を受けたのでしょう。ここでは私が新卒で入社した保険会社での新人研修を書くことにします。

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就職できたからといって安心してはいけない。


私は準大手の生命保険会社に入社しました。保険会社に入社すると、まずは他の業界と同様の研修は行われます。

例えば、名刺交換、お辞儀・敬礼・最敬礼、宴会の席次、車の中の席次、はたまたエレベーターの立ち位置まで。

毎月一回一冊の本を読ませて感想文を書く課題もありました。本の購入費は自腹です。

部長クラスの人とすれ違うと、一歩下がって、お辞儀、役員クラスだと、2歩下がって敬礼、じゃ社長に会うと、自分の姿をくらますだとか。

これじゃあ一種の宗教団体。ですが、こんなバカげたことがいまだに日本の会社で行われているのです。

営業は心が折れる…だけど研修は始まったばかり。


保険会社の営業手順はこうです。

【手順1】
顧客見込みリスト(コネのリスト)を作成し上司に確認してもらいます。つまり保険を買ってくれそうな人を過去の友達、近所、知人、先輩、後輩、見知らぬ人まで住所と名前と電話番号をリストアップします。その数、一従業員当たり千人分。

上司はウソの情報が混ざってないか抜き打ちで他の上司の目の前でそのリストに本人に電話を掛けさせます。「個人情報保護法に抵触しますよ」なんて言うとパワハラを超えた怒号が飛んできます。

【手順2】
新卒で入社できましたというあいさつ文を兼ねて、保険の営業をほのめかすハガキを先ほどのリストに送ります。この時点で今まで自分が築きあげてきた人脈の半分は、脆くもくずれます。

【手順3】
そのリストに基づき片っ端から電話営業。この悲惨なところは電話代は自分持ちだということ。自分の持っている携帯電話で電話をかけまくるのです。たいがいは1分で切られます。

日本人は商品を買わされるとなると、いくら名前の通った企業の商品でも毛嫌いされるのか、と痛感させられます。

【手順4】
アポを取れたころを一人で訪ね、一人当たり平均3回くらい接待も兼ねて訪ねます。ですが、時間なんて割いてくれるわけがありません。

そこで使うのがバータ。つまりお宅の商品を買うから、こっちの保険も買ってねというもの。保険商品を売れば保険募集手当というものが基本給以外に付きますが、ほぼバータで消えます。もちろん接待費用も自分持ち。それで契約をとっていくという内容です。

契約をとってこれない従業員に対しては個別面談が待ち構えています。密室に従業員を連れて行き上司3人が1人を取り囲み「なんでとれねーんだよ!」といった大声が何時間も続きます。

頑張っても手元に残るお金はごくわずか。


この研修のきついところは東京本社で行われるということです。しかし、地方大学出身者は見込み客が地方にいます。

だから顧客に会うために東京から地方に多額のお金を使って会いに行かないといけません。

私の場合は関西出身で見込み客は関西に多かったので、東京から大阪まで往復3万円、それを毎週行い月12万円使いました。

給与は手取り15万時代。残る3万円で何とか生活をしていました。

これに比べ関東に見込み客がいる関東圏内の大学を出た新人は交通費等を抑えられます。この時点で大きな差が出ます。

新人研修の成績はその後の移動先を左右する。


研修での営業獲得件数は研修後の本採用で生かされます。営業成績と学力試験と学歴が良ければ本社に残り、どちらかが欠けていれば地方に飛ばされます。

なぜそんなにも本社に残る必要があるのかというと、サラリーマンを選ぶならば本社にいるほうが出世も早く、昇給も早いからです。

新人は皆死にものぐるいで契約をとってきました。

まとめ

保険会社の新人研修は辛いものでした。しかし、長い目で見れば収穫もありました。

現在、違う会社で仕事をしていますが人に合う際きちんとした営業ができているのもあの頃の経験が活きているからだと思います。

今、新人の方で研修がつらい、会社に行きたくないと思っている人に言いたいのは「会社はそこだけではない」ということ。

体を壊しても、精神を病んでも会社は助けてくれません。自己管理がなっていないと言われるのがオチです。今の見切りをつけ新しい仕事を探しましょう。

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